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そして、すぐに戻って来た男は、震える指で、外を指差すと、「…さ、西園寺家の軍勢です!!」と、声を上げた。(西園寺家の軍勢?!)驚いたGは、周りの驚く者達と一緒に外に出德國代運と、確かに、遥か北の方から砂埃を上げ猛烈に向かってくる軍勢が見えた。そして、それらの軍勢が掲げる旗印には、左三つ巴の紋。伊予の戦国大名、西園寺家であった。(西園寺…。)ふいにGの脳裏に、おぼろげながら西園寺実充の顔が蘇った。(あいつか…。)Gは、すぐさま荷を降ろすと、荷の中から、愛銃を取り出し、それを組み立て始める。それを見て、周りの者達が一斉にざわめきだした。「出たぞっ!」「爺様の神器じゃ!!」「久方ぶりに、あの鬼人が蘇るぞ!!」「我らは、再び神罰を眼にする事が出来るようじゃ!」Gの愛銃を神器扱いする彼らは、Gが負ける訳が無いと思っているのか眼を輝かして、その様子を眺めている。
< 2018年10>
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