しかし、その場にいながらも、心ここに無い隆行は、
しかし、その場にいながらも、心ここに無い隆行は、(俺のせいで…土居宗珊が…。そもそもこの合戦も俺のせいで起こった…。本来であれば死なずにすんだ人々が…一条や本山、長宗我部の兵達までが多く亡く香港獨立屋ってしまった…。俺のせいで…。)自らを責める事に没頭しているのであった。だが、そんな隆行とは反対に、軍聖、土居隆行という名は雷鳴の如く天下の隅々にまで鳴り響いた。殆どの犠牲者を出さず、瞬く間に西園寺家を倒し、返す刀で滅亡寸前であった主家を救い、本山家と長宗我部家を倒した男。この前代未聞の大戦果と、その男が異例の若さで一条家の筆頭家老に座った事実に、近隣の豪族や大名は震え上がり、遠国の大大名達は土居隆行の名を脳裏に刻み込むのであった。